ホテル選び
今回の宿泊は、トロント国際空港近くに1泊、ナイアガラに2泊、ニューヨークに移動してから10泊の予定です。トロント国際空港以外は絶景の見える部屋選びがポイントでした。ナイアガラではナイアガラの滝を間近に見下ろすことができるホテル、ニューヨークでは、マンハッタンやセントラルパークの絶景が見えるホテル、ニュージャージーやブルックリンからマンハッタンが一望できるホテルを探しました。できればニューヨークのレトロな雰囲気が味わえるホテルにも泊まってみたいと思いました。いろんなホテルに泊まることも楽しみの一つなので、ニューヨークでは4か所のホテルに泊まることにしました。 今回の旅行はANAのマイルを利用したので、飛行機代はほとんどかかりませんでした。その分をホテルと食事につぎ込むことにしました。しかし、アメリカの高級ホテルは値段のハードルが高いので、作戦が必要になります。また、高級ホテルだからといって私たちの好みに合うとも限りません。できるだけ事前に中身を調べることにしました。エクスペディアなどの旅行サイトを使えば、手軽にホテル情報を集めることができます。まず、これらのサイトを使って候補を絞り込みました。 次に候補となったホテルのホームページに直接アクセスしました。ホテルのホームページに直接行くと、旅行サイトでは得られない情報や特別な宿泊プランに遭遇することができます。今回は本当にたくさんのホテルのホームページを見て回ったのですが、一番得したなと思ったのはマンハッタンのイーストヴィレッジにあるマールトンホテル(The Marlton Hotel)のホームページで見つけたPenthouse Suiteという部屋でした。この部屋は特別みたいでエクスペディアなどのサイトには表示されていません。このホテルのホームページで初めて見つけることができました。テラスからの眺めの写真に魅了されて、この部屋に泊まってみたいと思いました。予約可能かどうか調べてみたところ6月25日と26日の二日だけ空きがありました。その他の日はすべて埋まっていたので、たまたまキャンセルが出たのかもしれません。すぐに予約を取りました。

Penthouseテラスからの眺め
(今はホームページにこの写真は無いようです)
マリオットやヒルトンなどのチェーンホテルはホームページに直接行って会員登録するとベストな料金で予約できるようです。他にも無料Wifiが使えるなどの様々な特典があります。ホームページはネットでマリオットやヒルトンと検索すると簡単に見つかります。しかも日本語が使えます。

ホテルの予約はいつ取るのが一番お得と思われますか?早めに取るのがお得でしょうか、それとも直前狙い?ホテルによってまちまちだとは思いますが・・・。マンハッタンの高級ホテルは素晴らしいのですが、値段が高いのが問題です。少しでも安く宿泊できないものかとエクスペディアのサイトで少し遊んでみました。セントラルパークが一望できるTRUMP INTERNATIONAL HOTEL & TOWERの2番目に高い部屋にSweat one bed room park view(A)という部屋があります。この部屋とその一つ下のSweat park view(B)という部屋の提示価格が時期によってどのくらい変わるか5か月くらいかけて調べてみました。少し古い2018年のデータですが、ご了承ください。 宿泊日を6月6日に設定し、気の向いた日にエクスペディアでデータを取りました。価格は返金不可の条件で税別の1泊の価格です。返金可の条件で税金を入れるともう少し高くなります。Aは年初めには13万円くらいをふらふらしていましたが、その後4月中盤まで12万円くらいで落ち着いています。ところが4月12日に突然3万円くらい安くなり、5日後の17日には最安値の77,512円になりした。日本の高級旅館でも1泊10万円くらいするところもありますので、この値段であれば、めちゃくちゃ高いわけでもありません。この後宿泊日が近づくにつれて価格は徐々に上がっていき、宿泊日の1週間前に急に上がって1月初めと同じくらいになってしまいました。Bも同じような動きをしましたが、4月12日の下がり方がAほどではなく、両者の差は最初3万5千円くらいあったものが1万円弱になってしまいました。 Trump HotelではAとBの部屋は複数ありますので、おそらく同じ種類の部屋の予約状況を見ながら価格が決められていったのではないかと思います。ホテルによって方針は違うと思いますが、Trump Hotelでは早めに予約することが決してお得ではなく、宿泊日の2か月前くらいのタイミングで価格が一気に下がるねらい目の時があるということがわかりました。もっとも予約状況にもよりますので、この価格の急降下が必ず来るとは限りませんが・・・。このデータはこの旅の1年前に取ったので、実際のホテル予約でも使ってみようかと思っていましたが、Trump Hotelのホームページを見てたらもっとお得なプランが現れたので結局は使いませんでした。
セントラルパーク正面の高級ホテルRitz-Carltonの1 king central park view high floorという部屋の宿泊日による価格の違いも調べてみました。Ritz-CarltonもMarriottグループなのでMarriottのホームページから調べることができました。

(1 king central park view high floor)
全般的に高いのですが、お得な日ととんでもなく高い日があることがわかります。週の初め(日曜~水曜)が安くて、後半(木曜~土曜)が高いようにも見えますが、必ずしもそうなっているわけでもなさそうです。こういう高いホテルに泊まるときには、事前に日ごとの宿泊費を確認してお得な日を選ぶ必要がありそうです。 およそ1年かけていろんなホテルのホームページを見て回って宿泊するホテルを決めました。最良の選択だったかと問われると自信はありませんが、それなりにいいところが探せたのではないかと思います。トロント国際空港の近くは、Residence inn Marriott Toronto Vaughanを選びました。ここは眺めは必要ありません。夕方に日本から到着し、翌日午前中にはナイアガラに向けて出発するので、とにかくゆっくり休めるところを選びました。2ベットルームのスイートですが、1泊2万円ちょっとでそう高くありません。ナイアガラではとにかく滝の眺めが素晴らしいホテルを選びました。Embassy Suites by Hilton Niagara FallsとNiagara Falls Marriott on the Fallsでずいぶん迷いましたが、結局28階から36階と上のほうにある部屋が指定できるHiltonにしました。予約を取った後、ホテルにメールを出して「できるだけ上のほうの階にしてください」と頼みました。 ニューヨークでは最初にニュージャージーのホーボーケンにあるマリオット系のW Hoboken Hotelに3泊することにしました。このホテルはハドソン川越しにマンハッタンを一望することができます。次にマンハッタンに移り、ホームページでPenthouseを見つけたThe Marlton Hotelに2泊します。3か所目はマンハッタンの東側を見ることができるブルックリンのホテルにするかブルックリンが眺められるマンハッタンの東側にするか迷ったのですが、マンハッタン側の国連本部近くのMillennium Hilton New York One UN Plazaに2泊することにしました。このホテルはイーストリバーに面した部屋とマンハッタンの街中に面した部屋があります。イーストリバーに面した部屋に泊まりたかったので、ホテルにメールを出して「イーストリバー側のできるだけ高層階をお願いします。」と頼みました。このメールは役に立ったようです。最後のホテルはセントラルパークが一望できるという条件で探しました。そういう条件のホテルはみんな高いのですが、旅の最期を締めくくるというつもりで張り込みました。以前のブログで紹介したようにTrump Hotelはどこかで一気に下がる可能性があるので、ホームページで様子を見ていると、Celebrate WorldPride 2019というLGBTの人たちのイベントが6月末に集中的に行われ、それに関連してTrump Hotelの宿泊費が大幅にディスカウントされることがわかりました。私たちはLGBTではないのですが、これを利用してTrump Hotelに3泊泊まることにしました。
レストラン選び
食事は旅の最大の楽しみの一つです。海外に行くと、そこにある、そこにしかない、おいしいものをできるだけたくさん食べたいと思います。けれど一日に食べることができるちゃんとした食事は多くても3回です。1回も無駄にしたくありません。無駄にしないためには、十分な下調べが必要になります。飛び込みで入った店で食べたものがおいしくて感動した、という経験ももちろんあります。でもその逆もたくさんあるので、事前の調査は大事です。旅行先で食べる食事は一生に一度のチャンスです。ネットでいろんなレストランを回っていると想像力を掻き立てられて、それだけで幸せな気持ちになれます。

いいレストランに行けたとしても、外国だと上にあるようなメニューを見てSeared Wild Halibutと書いてあってもそれが何を使ったどんな調理か全然わからず、仕方がないので料理の想像がつく下に書いてあるPork Chopを選んでしまったということはないでしょうか。魚料理が食べたかったのに肉になってしまったということはなかったでしょうか。今はネットでいろんなレストランのメニューを見ることができます。行く予定のレストランのメニューを事前に調べて、Halibudがカレイに似た大型魚のオヒョウのことでSearedが”焼けた”という意味で、この料理がそのレストランで評判がいいことがわかっていたら、Seared Wild Halibutを注文できると思います。Google翻訳を使って携帯で調べることも可能ですが、数が多いと時間がかかってしまいます。 私たちは行先のレストランや料理をネットを使って調べました。二人でああだこうだ言いながら、訪れるレストランと食べる料理の候補を絞り込んでいきました。このおかげでその店で私たちにもっとも合ったものが食べられたと思っています。ネットの情報も様々なので時にはエッと思うこともありましたが・・・。それも旅の思い出です。 ここまで準備編にお付き合いいただきありがとうございました。ここからは旅行編として実際に行ってみたらどうだったのかについて書いていきたいと思います。ちゃんと準備したつもりでも結構思いがけないことは起こるものですね・・・。