準備編3 どこに行く? トロント・ナイアガラ


トロント国際空港からナイアガラへ

 トロント到着は16:45なので、その日はホテルにチェックインして夕食を食べるくらいしか時間がなさそうです。12時間のフライトで疲れていると思いますし、翌日にナイアガラの滝に移動です。トロント国際空港とナイアガラの滝との距離は約130kmです。調べてみるとトロント国際空港からナイアガラの滝へはナイアガラエアバスというシャトルバスが出ています。時間は約2時間で、料金は一人往復$143 CAD(2017年8月時点)とちょっと高めです。CADはカナダドルです。日本円に換算すると、アメリカドルの75%から80%になります。ナイアガラエアバスを利用することも考えたのですが、ナイアガラではナイアガラの滝以外にナイアガラオンザレイクという滝から30分ほどの街や郊外にあるワイナリーにも行ってみたいと考えましたので、自由に動けるレンタカーを使うことにしました。

 二日目にワイナリーとナイアガラオンザレイクを経由してナイアガラの滝が真下に見えるホテルに行きます。三日目はナイアガラの滝とナイアガラの街の観光です。四日目はワイナリーでランチを取ってトロント国際空港に向かいレンタカーを返して、夕方16:30の便でニューヨークに向かう計画を立てました。
 トロントからナイアガラへの移動はレンタカーを使います。カーナビを使えば、知らないところに行くのも簡単です。でもカナダでレンタカーを借りてカーナビがちゃんと使える保証はありません。携帯も使えるかどうか不安がありました。このため、事前に行き方をきちんと調べておくことは重要です。幸いトロント国際空港から(実際はホテルからになりますが)ナイアガラへのルートはそんなに難しくなさそうです。トロント国際空港はトロントの街から北西に20kmほど離れたミシサガというところにあります。まず高速を南に走ってクイーン・エリザベス・ウエイ(Queen Elizabeth Way)に乗ります。クイーン・エリザベス・ウエイは道路番号403です。西に向かい、バーリントン(Burlington)で左折して、オンタリオ湖を渡り、そのままクイーン・エリザベス・ウエイを進みます。ナイアガラオンザレイクに行くには55でクイーン・エリザベス・ウエイを下りて、そのまままっすぐ走ると10kmちょっとで到着します。ナイアガラの滝に直接行くには、クイーン・エリザベス・ウエイで55を過ぎてそのまま進み、420で下りて東に向かえばすぐです。
トロント国際空港からナイアガラへ
ナイアガラオンザレイクとナイアガラの滝

ナイアガラオンザレイク

 ネットで調べてみると、ナイアガラオンザレイクはイギリス植民地時代の1792年から5年間アッパーカナダの首都だったところだそうです。古いイギリスの街並みがそのまま残っており、1995年にはオンタリオ州で最も美しい街に、1996年にはカナダで最も美しい街に選ばれています。街の中心はキングストリートとゲートストリートの間のクイーンストリートです。キングストリートとクイーンストリートの角にあるプリンス・オブ・ウエールズホテルは1964年に建てられた由緒あるホテルで街のランドマークになっているそうです。

 ナイアガラオンザレイクのクイーンストリート沿いには魅力的なお店がいっぱいあります。例えばこんな感じです。行きたくなりませんか?

  ① Hendriks’ valu-mart  スーパーマーケット、Sockeye salmonが人気
  ② Natasha bradly  ホームインテリア、キッチン用品など
  ③ Maple leaf fudge イギリスのお菓子Fudgeが何種類もある
  ④ Viking shop gift collectibles お土産屋さん
  ⑤ Niagara home bakery バタータルト、ミートパイ、メープルトフィーなど
  ⑥ Cows たくさんの種類のジェラードとかわいいTシャツで人気
  ⑦ Kurtz culinary creations 高級食材店(ジャム、チーズ、ディップなど)
  ⑧ Just Christmas 1年中開いているクリスマスショップ 
  ⑨ LCBO ナイアガラやオンタリオ州産のワインが充実した酒店
  ⑩ Tayler's bakery ice cream  Eccles cake(レーズンぎっしり)が有名
  ⑪ Pandaya gallery アートギャラリー
  ⑫ Irish design  メンズウエア
  ⑬ Greaves jam & marmalades 地元果物のジャム、メープルバター
  ⑭ Nina gelateria pastry shop 人気No.1のジェラード屋
ナイアガラオンザレイクのメインストリート
クイーンストリート沿いの気になるお店
 ナイアガラオンザレイクからナイアガラの滝へはナイアガラ川沿いのナイアガラパークウェイをまっすぐ南に下って車で約30分です。
ナイアガラオンザレイクからナイアガラの滝への道

ナイアガラの滝

 ナイアガラの滝は世界的な観光地だけあって見どころ満載です。でも滞在時間は実質一日くらいなので、あらかじめ行くところを絞っておく必要があります。どうしても外せないスポットを選んでみました。
ナイアガラの滝周辺地図
 ナイアガラの滝には、カナダ滝とアメリカ滝の二つの大きな滝があります。より大きな滝はカナダ滝です。また、ナイアガラ川はカナダとアメリカの国境になっており、アメリカ滝に行くには、アメリカに入国する必要があります。このため、カナダ滝を中心に考えました。カナダ滝を間近に見られるスポットは、テーブルロックセンターです。ここに行けば、カナダ滝を至近距離で見ることができます。ここにはジャーニービハインザフォールズというアトラクションがあり、カナダ滝を裏側から間近に見ることができます(全身ずぶぬれ必至)。夏季にはその先の整備されたバルコニーに出ることができ、水しぶきを浴びながら滝を見上げることができます。テーブルロックセンターへはインクラインというケーブルカーを使うのが便利だそうです。距離が短いわりに往復5CADと高めですが、これを利用しないとテーブルロックセンターまで遠回りの道を歩くことになりそうです。

 ナイアガラのランドマークとして知られているのが、スカイロンタワーです。このタワーにエレベーターで昇れば、高さ236mの展望台からナイアガラの滝を始め周りの景色を360度眺めることができます。このタワーにはレストランもあり、滝を見ながら食事もできます。食事の評判がそれほど良くなかったので、ここでの食事は今回は見送りましたが・・・。

 ナイアガラの滝観光の一番の目玉は、ホーンブローワー・ナイアガラクルーズです。ホーンブローワー号という遊覧船に乗って滝まで近づきます。ホーンブローワー号はカナダ側から出る船で客は赤いポンチョを着ます。アメリカ側から出るのは、霧の乙女号という船で客は青いポンチョを着ます。
 ナイアガラのメインストリートには、たくさんのお店がならんでいます。軽い食事ができるお店をピックアップしてみました。
ナイアガラメインストリートの軽い食事ができるお店
① Smoke’s Putinerie
 Poutineriwe(プティン)というのは、フライドポテトにグレービーソースとチーズカードをかけた伝統的なカナダのファーストフードです。Smoke’s Poutinerieはカナダ全土に展開するチェーン店です。トッピングでいろいろな種類があります。量が多いので一番小さなサイズで十分だそうです。

② Antica Pizzeria & Restaurant
 行列のできるピザ屋さんです。Grilled Vegetable Goat CheeseやQuattro Staglon(アーティーチョーク)などがおいしそうです。

③ Tim Hortons
ナイアガラのあるオンタリオ州発祥のドーナツ屋さんで、カナダ最大のファーストフードチェーンです。サワークリームグレーズド、カナディアンメープル、ボートンクリームなどが人気です。

④ Beaver Tails
 カナダで大人気のペイストリーショップです。ペイストリーは形がビーバーのしっぽに似ているのでその名前が付いたそうです。シナモンアップルやシナモンレモンが人気です。

⑤ Casa Das Natas
 ポルトガル料理とお菓子の店。ハタ類の中で最もおいしいといわれているGrouperやShrimp petty、お菓子ではHazelnut tartやCream Puffが人気です。

WEGO

WEGOの路線図(https://wegoniagarafalls.com/pdf/wego-route-map.pdf)
Aの拡大図
Bの拡大図
 私たちはレンタカーを使いましたが、ナイアガラの滝周辺を廻るのにWEGOというバスを使うのも便利です。ナイアガラの滝からナイアガラオンザレイクに行くこともできます。WEGOは2012年8月からサービスが始まった比較的新しい乗り物です。路線は4つあり、5月から9月までの観光シーズンは午前9時から午前1時まで20~30分間隔で運行されています。料金は24時間パスで13歳以上が$9CAD、6歳から12歳までが$6CADです。48時間パスでは13歳以上が$13.5CAD、6歳から12歳までが$10CADです。5歳以下は無料となります。(これは2019年10月時点での料金です。)

Aの拡大図参照
 WEGOを使ってナイアガラオンザレイクに行くには、Green Lineの終点Queenston Hightsまで行ってから手前の花時計まで戻って降ります。この間はずっと乗ったままです。花時計のギフトショップでナイアガラオンザレイク行きの切符を買って、終点まで乗ります。ナイアガラの滝から花時計までが約30分、花時計からナイアガラオンザレイクまでが約20分です。

Bの拡大図参照
 他にWEGOには四つの路線があります。
Red Line-Lundy’s Lane:西に向かう路線でナイアガラアウトレットなどに行くのに使えます。

Blue Line-Falls View/Clifton Hill:ナイアガラの主要なエアリアであるフォールズビューカジノエリアとクリフトンヒルを結びます。

Purple Line-Downtown:バスターミナル、VIA/アムトラック駅へのアクセスに利用します。

Green Line-Niagara Park:川沿いのポイントを結びます。

 

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